あなたの周りには、こんな人はいませんか?

口臭が酷くなる歯周病

例えば、仕事場や家庭など、普段頻繁に会話をする人の中に『口臭がキツイ人』。会話をする回数が沢山あるだけに、毎回その臭いに悩まされるという人は意外に多いようです。

また、口臭のする相手の人の性格が良い場合には、悪口などを言うこともできない為にそのストレスをどこにもっていけばよいのか非常に困ってしまいます。

私自身も職場にタバコを吸う同僚がいますが、その一人に口臭が気になる人がいます。その人は人柄が良いだけに「なんか残念だな」と毎回思ってしまいます。

ですが、私の職場の人の場合は、そこまで頻繁に打ち合わせや業務報告をし合うことが少ないので、そこまで深い悩みという訳ではありません。

ところが、世間には「2m離れた距離からでもキツイ口臭がする」という人がいるのです。普通に考えると「2m離れた距離から臭いがする」のですから、口臭を持つ本人が気づきそうなものです。

ですが、このような酷い口臭の場合でも、当の本人は全く気づかないという場合が多いようです。そのために周りの人がその口臭に困ってしまい問題が大きくなるケースだってあるのです。

そんな、あなたの口臭は大丈夫?

「2m離れた距離からでもキツイ口臭がする」そんな場合でも本人は気づかない。そんな体験をしたことがない人にとっては、とても信じることができない口臭のお話です。

ですが、他人の口臭が気になると言っている、あなた自身の口臭は果たして大丈夫でしょうか?

この文章を読んでいる人の中には「私だけは口臭は大丈夫」だと思っている人は以外と多いかもしれません。

ですが、その根拠のない自信は本当に大丈夫なのでしょうか?

そう言われると、私自身も含めて不安になってくるのはしようがないことです。

口臭が怖い理由【その原因は自分では口臭に気づかない為】

口臭に気づいてない人

口臭に自分自身で気づかない理由

「自分自身の口臭に気づかない原因」は「臭いへの慣れ」だと言われています。例えば、友人や知人などの家に招かれた際には、その家の臭いや香りが印象に残る場合が多いと思います。

家に花や植物を飾っている場合には、その臭いや香りかもしれませんしペットを飼っているお宅の場合には、獣臭がするのは当然のことです。

家の臭いや香りには大小や特徴は数々あると思いますが、そこに住む住人自身は自分の家の香りを意識している人は非常に稀であると言えるでしょう。

また、あなた自身も自分の家や部屋の臭いや香りについて、詳しく説明できる人も少ないと思います。

実は口臭に関しても、これと同じことが言えるのです。慣れというのは怖いもので幾ら酷い口臭がある場合でも、本人は24時間自分自身の口臭を嗅いでいると臭いを感じなくなってしまうのです。

自分の臭いに鈍感なのは重要な人間感覚

本人が自身の口臭に鈍感なのは「慣れ」から来る感覚であることはある程度理解して頂けたと思います。

ですが、この「慣れ」という感覚は人間が生きていく上で重要な仕組みでもあります。その為「自身の口臭に気づきづらい」点について嘆いてばかりいるのも考えものです。

例えば、仮にですが「自分自身に酷い口臭があった」としましょう。この場合「慣れ」という感覚がなければ、いったいどうなってしまうのでしょうか。

たぶん1日中「自分の口臭が臭すぎる」ことが気になって、仕事中もプライベートなど重要だと思われる事柄に集中ができない事態に陥ってしまいます。

そう考えると「自分の口臭が気にならなくて有難う」と感じることができるでしょう。

そうは言っても「自分自身の口の臭い」客観的に知りたいというのが人情というか、多くの人が思うところでしょう。

そんな人の為に、簡単な「口臭のチェック方法」をいくつかご紹介したいと思います。

気になる口臭のチェック方法

口臭チェックの道具

先ほどもご紹介しましたが、自分自身の口臭に気づかない原因として「慣れ」が存在します。

逆にこの「慣れ」を逆手に取ることで、自分の口臭に簡単に気づけるので、是非皆さんも試してみてください。

その方法とは、一度自分の「息」を自分から切り離す方法です。

具体的には「コップやビニール袋」など、空気を簡単に密閉できる容器状のものを使用する方法です。

まず、自分の息を「コップやビニール袋」にできるだけ吹き入れます。その後、その容器を密閉します。

この後、すぐに「コップやビニール袋」に溜まった息の臭いを嗅いで口臭があるかないかを確認したいものです。

ですが、ここはグッと我慢して10秒ほど待って下さい。10秒ほど我慢することで、自分自身の息である感覚がリセットされた状態になるので、そのタイミングで自分の息の臭いを丹念に嗅いでみてください。

容器に密封した息の臭いが「臭い」と感じたら、あなたに口臭がある証拠となります。

人によってはこの方法を「アナログすぎて信頼できない」と考える人もいるかもしれません。確かに人によって「慣れ」の感覚は個人差があるので100%の方法ではないと考えることでもできます。

そこで、そんな人にお勧めなのは「口臭チェッカー」です。

現代人にとって「口臭」は気になる「お口のトラブル」の1つでもあります。その為に多くの会社から、口臭の度合いをチェックできる商品が発売されています。

例えば、グーグルやヤフーなどの検索サービスで「口臭チェッカー」と検索すると下記のような画面が表示されます。

口臭チェッカーで検索した結果

この画面を見て頂けると分かる通り1500円台~6000円台と商品によって値段と性能はさまざまです。

ですが、基本的な使い方はどれも一緒で共通しています。「口臭チェッカー」の使い方は簡単で「機械に息を吹きかけるだけ」です。

例えば、ビックカメラ.comで販売されている2,640円(税抜)の「ブレスチェッカー EB-100GY グレー」という商品の場合には、口臭を0~5レベルの6段階で計測することができます。

口臭の主な原因

口臭の原因は歯周病

口臭の原因(虫歯、歯周病)

口臭の原因として最も多いと言われているのが「歯周病」があります。また、虫歯も酷くなった場合には口臭が非常にキツくなることが知られています。

虫歯というのは、子供の頃からよく大人から言い聞かされてきた言葉でもあります。また虫歯になると「歯が痛い」という症状を引き起こすので、なかなか重症化することはありません。

ですが、歯周病は自覚症状がほとんどない病気なので、歯周病にかかった本人が気づかないうちに重症化している場合が多いようです。

歯周病とは?

歯周病とは歯を支えている歯茎や歯肉が歯周病菌と呼ばれる口内悪玉菌によって組織が犯されてしまう病気です。

最近では「歯ブラシ」や「歯磨き粉」などの広告やテレビCMでも紹介されている場合が多いので、やんわりとご存知の方も多いと思います。

ですが、この歯周病によって口臭が酷くなるということについては、ご存知でない方も多いのかもしれません。

歯周病の口臭は最もキツイ

この歯周病ですが、かかってしまうと非常にやっかいで自然に治るということがありません。

いったん歯周病にかかってしまうと、徐々に症状が進行していき最終的には歯が抜けてしまうという恐ろしい病気です。

また「歯周病で歯が抜けおちてしまう」という最終局面までいくまでに「歯肉炎」や「歯槽膿漏」という症状に悩まされることになります。

ちなみに「歯肉炎」というのは、歯を根元を覆っている歯茎の肉が腫れて炎症を起こしてしまう症状のことを言います。

「歯肉炎」の原因としては、歯と歯茎の間の歯周ポケットと言われる隙間に歯周病菌が繁殖して、歯茎の細胞や組織を壊してしまうことで引き起こされます。

また、この「歯肉炎」の症状がさらに悪化すると「歯槽膿漏」と呼ばれる状態に悪化してしまいます。この「歯槽膿漏」とは、歯茎等の歯肉だけでなく、その根元の歯槽骨と呼ばれる歯を支えている骨にまで、歯周病菌が悪影響を及ぼす病気です。

「歯槽膿漏」が酷くなると、歯がグラグラして最終的には歯がそのまま抜けてしまいます。

ですが、今回のお話は口臭に関するお話なので「歯槽膿漏」でどうして口臭が酷くなるのかを中心にお話をすすめていきます。

「歯槽膿漏」というと、その名前は分かりにくく優しめですが、実際にはそんな優しい病気ではありません。

「歯槽膿漏」が進行すると歯の周りの骨が溶けてそれが膿となって歯周ポケットから出てきます。

また、その膿が酷い臭いを発するので「歯槽膿漏」の人は口臭が非常に酷くなってしまうのです。具体的な膿の臭いについてですが「卵の腐った臭い」または「玉ねぎが腐った臭い」と表現されることが多いようです。

「卵の腐った臭い」または「玉ねぎが腐った臭い」どちらにしても、口の中からそのような臭いがするのですから「歯槽膿漏」になった人の周りにいる人たちは、たまったものではありません。

虫歯、歯周病の原因は歯垢

口臭の主な原因が「歯周病」であることはご紹介しましたが、この「歯周病」の原因は口の中に発生する歯垢(プラーク)です。

歯垢(プラーク)とは、口の中に残った食べカスが歯周病菌などの口内悪玉菌によって分解された物質のことです。この歯垢は口内悪玉菌の住処となってしまう為、口の中でさらに口内悪玉菌が増えていくことになります。

結果的に歯垢が原因で歯周病(歯肉炎、歯槽膿漏)となって、これを放置しておくと症状が悪化して口臭もどんどん酷くなっていきます。

口臭ケアの方法

口臭ケアの方法

歯ブラシ、デンタルフロスで歯垢除去

先ほどご紹介したように、口臭予防には歯周病や虫歯の原因となる歯垢を口の中から除去して衛生的にすることが重要です。

その為に自分の口に合った歯ブラシを使って歯磨きをすることが基本です。例えば、口の中のサイズが小さな人には、大きなヘッドの歯ブラシは合いません。

さらに言うと歯と歯茎の間を丁寧に掃除をする場合には、適度な毛の硬さの歯ブラシを使用することも忘れてはいけません。なぜならば、毛が硬すぎる歯ブラシを使用した場合には歯茎に傷をつけてしまう結果になるからです。

しかし、いくら自分に合った歯ブラシを使用しても、歯と歯の隙間を完璧に掃除をすることは困難です。なぜならば、歯と歯の隙間には歯ブラシの毛先は届かないためです。

この場合にはデンタルフロス(糸ようじ)など、専用の清掃器具を使用すると良いでしょう。こと歯と歯の隙間に関してはデンタルフロスを使用することで簡単にしかも綺麗に掃除をすることができるようになります。

歯垢除去と歯石ができにくい「歯磨き粉」を使う

合わせて歯磨きの効果を高めるために、現在市販されている歯磨き粉でしっかりと歯磨きをすることが重要です。

また、さらに効果的に口臭の原因となる歯垢を口の中から除去したい場合には、歯垢ができにくくなる「ブリアン」等の歯磨き粉も発売されているので、そちらの商品を試してみることも良いでしょう。

ちなみに「大人用ブリアン」という歯磨き粉は、歯垢を取り除く成分「BLIS M18」と歯石が歯につくことを予防する成分「BLIS K12」という珍しい成分を使用しています。

歯磨き方法

口臭の原因となる歯周病を予防するためには、歯と歯茎の間に歯垢が溜まらないように、することが重要です。

そのため歯磨きをする際には、歯と歯茎の間を丁寧に歯磨きをすることが重要です。また歯垢は一定時間を経過すると歯石へと変化してしまいます。

歯石が歯と歯茎の間に付着すると、その箇所に歯垢が溜まりやすくなってしまいます。そのため面倒ではありますが、定期的に歯科医に通って歯石を除去してもらうと、歯周病にかかるリスクが低下します。

強い殺菌剤で歯周病菌や虫歯菌を排除する危険性

私たちの口の中は「善玉菌」と「悪玉菌」の両方が混在している状態です。実は虫歯になりにくい人と言うのは、口の中が「善玉菌優位」の状態にある人であることが分かっています。」

その為に最近では「ブリアン」と呼ばれる、口の中で善玉菌を増やしていく歯磨き粉まで発売されています。

ところが、逆に「口内悪玉菌を強力な殺菌剤によって減らす」という危険な方法も存在します。ですがこの方法ですと「菌交代現象」と呼ばれる殺菌剤に耐性のある強力な菌が生まれて逆に口の中が危険な状態になる場合があるのです。

【参照元】
「歯医者が教える歯のブログ